
[台南] 葉家小巻米粉に台南小吃の真髄を見る
2016/12/03
台南のグルメストリートと名高い國華街にあるお店。看板には創業1935年とあるから80年以上の老舗(途中休業もあったみたいだけど)。
メニューは潔く小巻米粉と小巻湯のみ。
小巻とはイカのことで、その名の通りイカの入った米粉と湯(スープ)。
この米粉はいわゆるビーフンとは違い玄米粉を麺にしたもので、米苔目を細くしたようなもの。コシは無くプツプツ切れるので、レンゲで掬って食べる。麺自体の味もほとんどしないから、あまり麺を食べているという感じもしない。
イカの出汁と塩だけというスープは、さっぱりした中にほんのりとした甘みが感じられる。上に少しだけ振られたセロリのような薬味とほんの気持ち程度の胡椒がまたなんとも言えない絶妙なアクセントを加えている。
何よりこの小巻米粉の主役はイカ。ブツ切りの新鮮なイカが絶品。余計な味付けが無いからイカ本来の味と食感が楽しめる。
卓上にある醤油とチリソースをつけて食べてもいいけど、そのままでも十分イケる。
きっと80年以上変わっていないし、変わる必要もない味。
限りなくシンプルながらも完成されている台南小吃の真髄、と言うのはちょっと大げさかもしれないけど、あながち間違ってもいないんじゃないかな。
葉家小巻米粉
Yè Jiā Xiaǒ Juǎn Mǐ Fěn (イェジャー シャオジュエンミーフェン)
住所:台南市國華街二段142號
営業時間:8:30~19:00(売り切れ次第終了)
定休日:月曜日