
[台南] 台南で水果を食べないのは人生損してる
2016/12/03
水果というのはつまりフルーツ。僕は日本ではフルーツやスイーツの類をほとんど食べないのだけど、台湾ではどちらも人が違ったように食べてしまう。なぜなら単純に美味しいから。特にシーズン真っ盛りの瑞々しいマンゴーは中毒性があってヤバい。
中でも台南にはいい感じの水果店がいくつもあって、食後のデザートやふらっと入って暑気払いするのに最適。
清吉水果はレトロでいい感じの外観の水果店。色とりどりの陳列棚は見ているだけで楽しい。それをいくつか切って盛り合わせにしてもらってもいいし、カキ氷やスムージーのメニューも充実してる。
スイカ、パイナップル、レンブの盛り合わせ。どれも甘くジューシーで美味しい。梅塩をちょっとつけて食べるのが台南風。
レンブは日本では聞き慣れない「蓮霧(リェンウー)」という果物だけど、台湾に来たら是非食べたいフルーツの一つ。リンゴと梨の合いの子のような味で、シャキシャキした不思議な食感がクセになる。
芒果冰沙(マンゴースムージー)もすごく甘いんだけど、すっきりとした後引く甘さ。「スムージー」と聞くと若い女性の飲み物という勝手な思い込みがあるけど、台湾ではランニングのおっちゃんが水果店で一人でスムージーを飲んでたりするのがなんか微笑ましい。
酪梨加布丁牛奶はアボカドとプリンのミルクセーキ。日本だとあまりアボカドを飲むっていう発想はないけど、これがすごくクリーミーで美味しかった。アボカドの生臭さもプリンで中和されているのか変なクセがなく、ほんのり甘いどこか懐かしい味。
もう一つこちらは正興街の老舗有名店、泰成水果店。
この店はメロンを器にしてシャーベットやアイスを盛り付けた豪快なスペシャルデザートが有名だけど、シンプルな果物の盛り合わせも美味しい。
マンゴーとスイカ、パイナップルとトマトを盛り合わせにしてもらった。
特に今回このマンゴーはほんとにビックリするくらい美味しく、同行した台南人の友人ですら驚いてたほど。舌の上で溶けて消えるようななめらかさと、脳がとろけるような甘さ。あまりの美味しさに更に追加で持ち帰ってホテルで食べたくらい。
トマトもフルーツとして食べるのが面白いけど、熟れきっていない少しシャリっとした食感が残るトマトは甘いフルーツの箸休め的な位置付けでなかなか乙。
とにかくフルーツ好きはもちろん、あまり食べないっていう人も台湾では是非一度食べてみて欲しい。特に美味しいマンゴーはこれまで食べなかったのを後悔するほどだから。
清吉水果
Qīng Jí Shuǐ Guǒ (チンジー シュエイグオ)
住所:台南市中西區府前路一段294號
営業時間:10:00~2:00
定休日:第二、第四日曜
泰成水果店
Taì Chéng Shuǐ Guǒ Diàn (タイチェン シュエイグオディエン)
住所:台南市中西區正興街80號
営業時間:月~金曜14:30~23:00、土曜14:00~23:00、日曜14:00~22:00